Claude Code はじめの一歩 Windows編

「おはよう」が返ってくるまで

Claude Code はじめの一歩(Windows編)

黒い画面がこわくて一度閉じた方へ。Claude Codeに「おはよう」と打って返事が返ってくるところまで、そして毎日使う形にするところまでを、全5ステップにまとめました。

このガイドのゴール

Claude Codeに「おはよう」と打って、返事が返ってくる。それ以上は今日はやりません。

所要時間 15〜30分 Windows 10/11 2026年9月7日

たった4文字ですが、これが返ってきたということは、入れるところも、ログインも、つながりも、全部通った証明です。地味ですが、けっこうすごいことをやっています。

先に、これだけ

全部やろうとしなくて大丈夫です

STEP1だけ開いて、チェックを1つ付ける。それで今日は勝ちです。続きは明日の自分がやってくれます。

僕も最初、黒い画面を開いた瞬間に閉じました。何を打てばいいのか分からないし、変なコマンドでパソコンが壊れる気がして、しばらく見なかったことにしていました。

0 / 5 STEP

こわがらなくて大丈夫です

Claude Codeと聞くと「エンジニアの道具でしょう」と身構えると思うんですが、ふだん使うのは、チャットに打ち込むだけです。やることはClaudeのアプリとほとんど同じです。

今日さわる黒い画面(PowerShell)は、それを動かすための最初の一回だけの入り口です。設定が終われば、もう基本的にさわりません。

先に言っておきます ここで何を打っても、パソコンは壊れません。入れたものは全部あとから消せますし、やり直せます。

今日は、2段階でやります

前半 STEP1-4

「おはよう」まで

黒い画面。ここが山場

後半 STEP5

ふだん使いの形へ

Gitとアプリを入れる

前半で「おはよう」まで行きます。そのあと後半で、毎日使う形に切り替えます。黒い画面のままでも使えますが、ほとんどの方はデスクトップアプリのほうが使いやすいので、そこまで一気にやってしまいます。

Node.jsは要りません。Gitは STEP5 で入れます 「Claude Codeを使うにはNode.jsが必要」と書かれた記事もありますが、それは以前の入れ方です。いまは1行で入ります。
Gitは、アプリを使うために必要なので、今日のうちにSTEP5で入れてしまいます。

事前に用意するもの

3つだけ。そろえておくと、途中で止まりません。

Claudeの有料プラン(Pro以上)

月20ドル、日本円で3,000円ほどです。無料プランではClaude Codeは使えません。ここが一番の落とし穴で、「入れたのに使えない」という相談の原因はほぼこれです。まだの方は claude.ai で登録してから始めてください。

64ビット版のWindows

Windows 10(バージョン1809以降)または11で、64ビット版であること。WindowsR で出る窓に winver と打つとバージョンが分かります。いまのパソコンはほぼ64ビットなので、たいていの方は確認しなくても大丈夫です。

ネット環境と、15〜30分

ダウンロードで待つ時間があります。細切れだと心が折れるので、まとまった時間にどうぞ。

これだけ覚えて帰ってください

詰まったら、スクショしてClaudeに聞く

この先で「なんだこの画面…」となったら、考え込まずにスクショしてClaudeに聞いてください。このガイドで一番大事なのはここです。

WindowsShiftS

この3つを同時に押すと画面が暗くなってカーソルが十字に変わります。分からない部分をドラッグで囲むと、画像がコピーされた状態になります。そのままClaude(アプリでもブラウザでも、スマホでも)を開いて貼り付けて、こう聞いてください。

  • 「これ何?」
  • 「このまま進めて安全?」
  • 「次どうすればいい?」

赤い英語がバーッと出ても、故障ではありません

あれは「ここで止まりました」という状況報告です。パソコンが「ここまでやったけど、ここで詰まった」と説明してくれているだけで、怒られているわけではありません。

スクショでなくても、赤い英語をそのままコピーして貼るのでも大丈夫です。僕も細かいところは正直よく分かっていないので、毎回そのまま貼って聞いています。これさえ覚えておけば、この先どこで詰まっても自分で抜けられます。

5つのステップ

上から順番に。終わったらチェックを押すと、ブラウザを閉じても進み具合が残ります。

  1. 1

    PowerShellを開く

    WindowsX を押して、出てきたメニューから Windows PowerShell(または ターミナル)を選びます。黒い(または青い)ウィンドウが開きます。

    PowerShellは、パソコンと会話するための場所です。開いただけなら100%安全です。こちらが何か打ってEnterを押すまで、何も起きません。

    ここだけ注意してください (x86) と書かれたほうを選ばないでください。32ビット版で動いてしまい、あとでエラーになります。(x86) が付いていないほうを選びます。

    開いたのがPowerShellか確かめる

    Windowsには似た黒い画面が2つあり、打つコマンドが違います。行の先頭を見てください。

    どちらか行の先頭の表示
    PowerShell(こちらを使います)PS C:\Users\あなたの名前>PSが付く)
    CMDC:\Users\あなたの名前>(PSが付かない)
  2. 2

    Claude Codeを入れる

    下の1行をコピーして、PowerShellに貼り付けて(CtrlV)Enter。

    irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

    文字がダーッと流れますが、正常です。コーヒーでも淹れて待っていてください。Claude Code successfully installed! と出れば成功です。

    エラーが出たら 'irm' is not recognized と出たら、PowerShellではなくCMDにいます。STEP1に戻って、PS が付いている画面を開き直してください。
  3. 3

    起動してログインする

    まずPowerShellを一度閉じて、開き直してください。入れた道具の置き場所を、パソコンが覚え直すためです。ここを飛ばすと、次で「そんなコマンド知らない」と言われます。

    開き直したら、こう打ってEnter。

    claude

    このあと出てくる画面(順番に予告しておきます)

    バージョンによって出ないものもあります。「出たら、こうする」くらいの気持ちで読んでください。

    1. 見た目(テーマ)を聞かれたら — 矢印キーで選んでEnter。どれを選んでも中身は変わりません
    2. ログイン方法を聞かれたらClaude account with subscription(サブスクのほう)を選びます。ここだけ注意してください。間違えると別の課金方式になります
    3. ブラウザが開いたら — Claudeアカウントでログインして、承認を押します
    4. PowerShellに戻ったら — 「このフォルダを信頼しますか?」といった英語が出ることがあります。Yes / Enter で進めて大丈夫です
    迷ったら 予告と違う画面が出ても、あわてなくて大丈夫です。スクショしてClaudeに「これ何?どれ選べばいい?」と聞いてください。
  4. 4

    「おはよう」と打つ

    チャット欄が出てきたはずです。そこに「おはよう」と打ってEnter。

    > おはよう
    おはようございます。今日は何をやりましょうか。

    こんなふうに返事が返ってきたら、初期設定は完了です。おつかれさまでした。

    黒い画面は、ここで卒業です ここから先は、ふつうにチャットするだけです。
  5. 5

    ふだん使いの形にする

    黒い画面での初期設定は、STEP4で終わりました。ここからは毎日使う形を作ります。

    このまま claude と打って黒い画面で使い続けることもできますが、ほとんどの方はデスクトップアプリのほうが使いやすいと思います。僕も普段の仕事はアプリで動かしています。中身は今日入れたものと同じで、見た目が親切になっただけです。

    まず、Gitを入れます

    Windowsの方は、アプリを使う前にこれが必要です。git-scm.com/downloads/win を開くと、こういう画面が出ます。枠で囲ったところを押すとダウンロードが始まります。

    git-scm.com のダウンロードページ。Click here to download の位置を枠と矢印で示している
    上のタブが Windows になっていることだけ確認してください。英語のページですが、押すのはこの1か所だけです。

    ダウンロードしたファイルを実行したら、画面は全部そのまま「Next」で進めて大丈夫です。10枚以上出てきて不安になりますが、1つも変更しなくて構いません。「Adjusting your PATH environment」の画面だけ、真ん中の推奨(Recommended)が選ばれたままにしてください。

    Gitとは何か 書類の変更履歴を残しておく道具です。もともとはプログラマーが使うもので、あなたが自分でGitをさわることはありません。アプリが裏で使う部品なので、入れたら忘れて大丈夫です。Macには最初から入っているものなので、Windowsの方だけの手間になります。
    ここを飛ばすとどうなるか あとでアプリがフォルダを触れません。しかもエラーが出ないので、「フォルダを選んだのに何も始まらない」という一番原因の見えにくい詰まり方をします。今日のうちに入れておくのが一番ラクです。

    次に、アプリを入れます

    1. claude.com/download を開く
    2. Windows用をダウンロードして実行する(x64版とARM64版があります。設定 → システム → バージョン情報 → システムの種類で確認できますが、たいていはx64版です)
    3. 「WindowsによってPCが保護されました」と青い画面が出たら、「詳細情報」→「実行」
    4. スタートメニューから Claude を起動し、サインインする
    5. 画面上の真ん中にある Code タブを開く
    6. Local を選び、Select folder で使いたいフォルダを選ぶ

    フォルダは、最初は練習用に空のものを1つ作って選んでください。ここで選んだフォルダが、Claudeの読み書きできる範囲になります。選んでいないフォルダには手が届かないので、いきなり大事な資料の入ったフォルダを選ばないほうが安心です。

    これで完成です 明日からは、アプリを開くだけで使えます。

つまずきレスキュー

だいたいこの表のどれかに当てはまります。

症状正体対処
'claude' is not recognized入れた直後は、パソコンがまだ置き場所を覚えていないPowerShellを一度閉じて開き直す。だいたいこれで直ります
開き直しても認識されない場所が通っていない下の「それでも見つからないとき」の2行を実行
'irm' is not recognizedPowerShellではなくCMDにいるPS が付いている画面を開き直す
does not support 32-bit WindowsWindows PowerShell (x86) を開いている(x86) が付いていないほうを開き直す
Could not create SSL/TLS secure channel古いWindows 10下の「古いWindows 10で入らないとき」を実行
使おうとすると申し込み画面が出る無料プランのまま有料プラン(Pro以上)に入る
ログイン方法を間違えた別の課金方式を選んでしまった/login と打って選び直す
アプリでフォルダを選んでも何も始まらないGit for Windows が入っていないSTEP5に戻ってGitを入れる
赤い英語が大量に出た故障ではなく状況報告スクショかコピペでClaudeに「これ何?安全?」と聞く
もう全部ダメ、何も分からないだいたい環境の機嫌閉じて開き直す → ダメならパソコンを再起動 → それでもダメならスクショしてClaudeに聞く

それでも見つからないとき

PowerShellに、この2行を順番に貼り付けてください。

$currentPath = [Environment]::GetEnvironmentVariable('PATH', 'User')
[Environment]::SetEnvironmentVariable('PATH', "$currentPath;$env:USERPROFILE\.local\bin", 'User')

そのあとPowerShellを閉じて開き直してから、もう一度 claude と打ってください。開き直さないと反映されません。

古いWindows 10で入らないとき

[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.SecurityProtocolType]::Tls12
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

点検してもらう

claude doctor

この手順について、ひとつだけ正直なこと

このWindows編は、公式の資料と、実際に出るエラーの文言をもとに書いています。僕の仕事用パソコンはMacなので、Windowsで最初から最後まで通した確認はできていません。

手順そのものは公式の内容に沿っていますが、「画面のこの位置にこう出る」といった細かいところは、実機と違う可能性があります。進めてみて違っていた箇所があれば、教えてください。そのまま書き直します。

次にやること(今日はやらなくていいです)